街に出て観よう!

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立川談春 廓話の会 3日目(2017年5月)

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立川談春 廓話の会 三日目(2017年5月)

 以下敬称略

 

立川談春 廓話の会3日目

 

行って参りました。

 

本当は3日全部聞きたかったのですが

 

2日目がちょうどスポーツの日で

 

週1回火曜日は毎週スポーツをやる日に

 

しているのです。

 

ジョギングならいいのですが

 

皆を集めてバスケットボールをやる日

 

だったので、行けなかったのです。

 

そんで、2日目は聞けなかったわけで

 

そんで、3日目の感想は?

 

3日目は1日目と違って同じ金を払って

 

いるのに、3階席でした。

 

まぁ3階でも、ちゃんと見られるのですが

 

1階比べて、遠くなるわけで

 

これで同じ値段なのは、ちょっと不満。

 

まぁ、落語が面白ければねぇ。

 

っていうわけで 3日目の感想。

 

前座のこはる。錦明竹、女流落語家の

 

中でうまいと評判なだけあって

 

中々面白かったです。

 

師匠の談春は付き馬

 

付き馬とは吉原で遊んだ客が

 

勘定を払えない時に

 

馬を呼んで、それに乗せて

 

勘定をもらいうける習慣が

 

あったそうです。

 

それが時代を経て、付馬の代わりに

 

遊郭の若い衆が勘定を払えなくなった

 

者に付いて行って、勘定を取り立てる

 

ようになったとか。

 

例によって吉原での遊びが過ぎて

 

勘定を払えず、店の者が勘定を

 

取り立てに行く、その際にうまいところ

 

逃げてしまう滑稽話です。

 

話がちょっとややこしいので

 

そこらへんをうまく演じないと

 

面白くない話です。

 

談春は若い衆を演じるのが

 

うまいので、面白かったです。

 

ここで、中入り。

 

でも、パンフレットを見ると

 

次は立川雲水が出る予定なんだが

 

談春が段取りを間違えたらしく

 

中入りの後に雲水となりました。

 

雲水のネタは 堪忍袋

 

今、立川流真打で関西弁で

 

演じることができる噺家

 

この人しかいないんじゃないかと。

 

修行が厳しい立川流で真打になった

 

だけあって、実力があります。

 

兄弟子、志の輔談春と伝志会に

 

呼ばれるだけあって、うまいです。

 

今回の談春独演会で雲水の落語が聞けたのが

 

一番良かったかも知れません。

 

堪忍袋も中々面白く、関西弁独特の

 

やわらかい口調で、話をすすめて行く

 

江戸落語にはない面白さがありました。

 

ラストは談春の 木乃伊とり

 

道楽者の若旦那が吉原に行って

 

何日も帰って来ない。

 

そこで、番頭が行くが若旦那の策に

 

かかり、ミイラとりがミイラになる。

 

困り果てたあげく、使用人で

 

田舎者の清蔵を使いにやるのだが・・

 

3日目のラストにやるだけあって

 

談春のオハコか。

 

特に清蔵の田舎者ぶりが面白くて

 

中々のものでした。

 

落語を聞くと、お酒が飲みたくなる

 

特に日本酒が

 

その日も浅草の赤ちょうちん

 

釣られて、飲んで帰りました。