街に出て観よう!

街に出て、コンサート、演劇、歌舞伎、落語などを鑑賞した感想を書いたブログです。

欽ちゃん最後の演劇 ほめんな、ほれんな、とめんな(2014年)

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欽ちゃんの最後の公演

 

ほめんな、ほれんな、とめんな(2014年6月鑑賞)(以下敬称略)

 

萩本欽一と言えば、最近では仮装大賞の人のイメージしか思い浮かばない方が多いのでは。

 

自分が子供の頃はTVを付けると、必ず出ていた有名タレントでした。

 

漫才ブームやタケシ、吉本の台頭により

 

TVの画面には出る機会が少なくなったと思ったら

 

日光江戸村で演劇をプロデュースしたり、ゴールデンイーグルスの監督になったり

 

多方面で活躍していたようです。

 

小林信彦のエッセイで若いときの欽ちゃんは

 

動きの笑いを取れるだけではなく、話術でも1時間近く笑わせることができる

 

稀有なコメディアンだったと回想していた。

 

今回、欽ちゃんの最後の演劇だと言うことで、怖いもの見たさで見に行きました。

 

明治座の席に座ると、明らかに年齢層が高く

 

ちょっと場違いなところに来たそんな感じでした。

 

普通は演劇の中休憩で食事をとる人がいるのですが、

 

演劇が始まる前から、弁当食べているし。

 

そんなに腹減ってんのか?18時前から食事するなんて、

 

今はお年寄りのほうが元気ありますね。

 

演劇のメンバーは欽ちゃんファミリー中心で

 

欽ちゃんファミリー外では的場浩二小倉久寛田中美佐子が出演していました。

 

で感想は?

 

うーん、まぁそんなに期待していなかったので

 

こんまもんか、って感じですね。

 

欽ちゃんは本人も言ってましたが、舞台は疲れる

 

若いころの舞台せましと走り回って、笑いを取っていた

 

欽ちゃんの芸風には相当無理があると思いました。

 

かといって立って話術だけで面白い人ではないので

 

この人が生きるのは、坂上二郎のようなキャラを

 

いじり廻すときだと思います。

 

舞台でも面白かったシーンは小倉との昔の二郎さんを

 

思い出させるような二人コントと

 

田中美佐子が本人も驚くほどの動きの笑いでした。

 

欽ちゃんとの掛け合いコントは面白く、

 

正に名コメディアンヌぶりでした。

 

最後に自分の後をついでくれるのは

 

愛弟子の東だと言って

 

さびしく舞台をさりました。

 

浅草を中心とした軽喜劇の灯(ともしび)がまた一つ消えた感じがしました。

 

追記

 

欽ちゃん今度は大学生になったらしいですね。

 

73歳になっても挑戦する彼の人生は素晴らしいと思いました。

 

明治座公演の時に5千円で一緒に写真撮れたから

 

撮っときゃ良かったな)グー